ファイルのデータサイズは近年肥大化しています。
画像データや音声データ、一番多くなっているのが動画データですね。
テレビドラマや映画などもハードディスクに保存する方が増えてきています。
『Sunshine』(旧名称:ShareOn)
『Sunshine』は、クラウドを介さないファイル共有方法です。ザックリ説明すると、ファイルをサーバーにアップロードせずにファイル共有ができます。ファイルを共有しようとしている2人が互いに、自分のアイフォンやアイパッドなどのデバイスにSunshineをインストールすれば、ほぼ瞬時に、共有したいコンテンツのダウンロードもしくはストリーミングが可能になります。例えば10GBのファイルを転送するのが10秒で終わります。
このアプリはAndroid以外にも対応しており、iOS版、Windows版、OS X版があります。これで、複数のデバイスや異なるOS間でもファイルのやり取りが可能なのはもちろんのこと、Android上のアプリから、さまざまなハードディスクにあるファイルを閲覧することもできるわけです。
唯一考えられる欠点は、いったんやり取りを終えたファイルは、7日後にアプリから自動削除されてしまう点ですが、大半のユーザーには影響しないのではないでしょうか。なお、転送するファイルのサイズに上限は設けられていません。
『Send Anywhere』
Sunshineと同様、『Send Anywhere』もまた、クラウドベースの共有モデルを脱しています。2つのアプリの大きな違いは、Sunshineがアカウントを作成しなければ使えないのに対して、Send Anywhereなら、情報を暗号化するSSLと6桁のワンタイムキーだけを使って、ファイルをやり取りする2つのデバイスを連係できる所です。
この方法には長所と短所があります。ファイル送信は速くなりますし、匿名性も高いのですが、1度にデータをやり取りできるデバイスは常に2つに限られ、他のデバイスとファイルをやり取りしたい時は、接続中のデバイスとの連係をいったん解除しなければなりません。
Sunshineと同様に、Send Anywhereも、各種プラットフォームに対応しています。けれども、Send Anywhereに登録した全デバイスにリモートアクセスしたければ、アカウントを作成してログインする必要があります。
それ以外の便利な機能としては、QRコードを使ってデバイスを連係させたり、Bluetoothを使ってファイルを共有したりできる点が挙げられます。2つのデバイスが近くにあれば、ネットワークを一切介さずに済むわけです。共有したファイルはたった10分しか見られないよう初期設定されていますが、変更も可能です。
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